海賊宇宙船地球号獄中記

1995生 Even if my body is no longer and it becomes the enumeration of words, I certainly stayed here.

扇動の研究 part1 プロパガンダの文体

 

煽動の研究―歴史を変えた世論操作 (1983年)

煽動の研究―歴史を変えた世論操作 (1983年)

 

  ★プロパガンダの文体の種類

①純理性的なもの

  • 構造:一般的な学問の理論とともに。
  • 事実を尊重し、知識を提供する論理的なもの。
  • 有利な事実選び、不利な事実はその一部もしくは全部を無視する。
  • すでに強固な意見を持っている人には有効ではない。

②半理性的なもの

  • 構造:寓話(物語)・・・基本的に人を楽しませるための構造を利用して、主張を人に信じ込ませたり、その欠陥を指摘しようとする。
  • がんらい薄弱な論拠に説得力や信頼性を与えるためにほのめかしや連想が利用される。

③純粋に感情に訴えるもの

  • 構造:儀式・・・感情的プロパガンダはうまく精神を浄化し、感情を最高潮に導いておいて真の宣伝内容を植え付ける。ゆえに、準備➡最高潮➡解決を中心とする儀式の性格が要求される。例:過度なパフォーマンスを行う入社式など。
  • 主観的な考えが熱狂的に伝えられる。
  • 音楽や恐怖を使用。

 

 ★宣伝に使われる語法

  1. 韻・・・韻は単純な語句を記憶しやすくし、より興味をそそるものにし、あたかも重要であるかのように見せる。例:Liberte,Egalite,Fraternite(自由、平等、博愛)
  2. リズム
  3. 頭韻
  4. 隠喩
  5. 直喩
  6. 擬人化・・・物事を単純化し、聴衆に愛憎の対象を目に見える形で与える。
  7. 洒落
  8. 決まり文句
  9. 逆説・・・外見上の矛盾や意外性による衝撃効果。

 

 ★プロパガンダの効果的なテーマ別類型、宣伝材料

  1. 英雄、殉教者
  2. 闘争、葛藤、、、例:善と悪の戦い
  3. 意外な真事実、、、例:キリストの復活
  4. 贖罪の子羊(スケープゴート)・・・社会の諸悪を大衆がもっとも悪い印象を持っている分子の責任に転嫁し、この分子の不評を利用して、社会制度の人気を高めようとする方法。例:反ユダヤ
  5. 予言・・・人間は終末論や至福千年説に魅力を感じる。
  6. 罪と罰、、、例:悪いことをしたら地獄に落ちるぞ、という戒め。
  7. 超自然現象・・・治癒の力や死の克服は特に宣伝になる。
  8. 自己犠牲、、、例:祖国のために死ぬことは名誉
  9. パロディ、風刺・・・敵の欠点を笑いものにすることで、カリスマを削ぐ。

(全て聖書に組み込まれている。流行るわけだ)

 

 ★プロパガンダの阻害要因

  1. 難解さ
  2. 退屈さ・・・プロパガンダには娯楽性が要求される。
  3. 専門用語
  4. とても信じがたいこと・・・まず真実を以て扇動しなければならない。
  5. 情報過多・・・宣伝文句は一つに絞ったほうがよい。
  6. 嘘・・・嘘ばかりだと誰も見なくなる。

 

part2に続く......